【リコール・重要情報】横浜ゴム、小型トラック・バン用タイヤ7,029本をリコール|空気漏れで走行不能のおそれ

㈱トラック市

2026年11月5日、横浜ゴム株式会社は、
小型トラック・バン用タイヤ「LT151R」「iceGUARD iG91」「PARADA PA03」など計7商品・7,029本について、
国土交通省にリコールを届け出ました。

タイヤの製造工程で構成部材に異物が混入したことにより、
サイドウォール部(タイヤ側面)に膨らみが生じ、
最悪の場合、空気が漏れて走行不能になるおそれがあるというものです。

今回のリコールは、2026年8月27日に届け出た「LT151R」のリコールについて、
新たな不具合原因が判明したため、対象範囲を拡大したものです。

対象には小型トラック用タイヤだけでなく、商用バン用タイヤも含まれており、
運送会社や中古トラック販売店、整備事業者、レンタル事業者などに関係する重要な情報です。

■ リコールの概要

・届出日:2026年11月5日

・届出者:横浜ゴム株式会社

・リコール届出番号:装22

・対象商品:7商品・12型式

・対象本数:7,029本

・対象タイヤの製造期間:2026年5月31日~6月6日

・不具合箇所:タイヤのサイドウォール部

・不具合報告件数:3件

・事故報告:なし(届出時点)

・リコール開始日:2027年1月5日

・改善措置:対象タイヤを良品と無償交換

今回のリコールは車両本体ではなくタイヤを対象としたものです。
そのため、車種や車両の年式だけでは対象かどうかを判断できません。
装着されているタイヤの商品名、サイズ、製造年週セリアル(識別記号)の確認が必要です。



■ 不具合の内容|タイヤ側面に膨らみが生じ、空気漏れのおそれ

国土交通省の発表によると、今回の不具合は製造管理が不十分だったことにより、
タイヤの構成部材に異物が混入したことが原因です。

その結果、タイヤのサイドウォール部の部材同士の接着力が不足し、
使用中に部材の間へ空気が入り込むことで膨らみが生じる場合があります。

さらに状態が進行すると、最悪の場合、
空気が漏れて走行不能になるおそれがあります。

サイドウォール部は、タイヤの側面にあたる部分です。

この部分に異常な膨らみが発生した場合、
安全な走行に支障をきたす可能性があります。

特に荷物を積載して長距離を走行する小型トラックや、
配送業務で頻繁に使用する商用バンでは、タイヤの異常が車両の運行に大きな影響を与えることがあります。

■ 対象となる7商品・7,029本の内訳

今回のリコール対象となる商品は次の7種類です。

① LT151R(小型トラック・バン用)
対象本数:4,248本

② iceGUARD iG91(バン用)
対象本数:1,431本

③ PARADA PA03(バン用)
対象本数:753本

④ Y785R(小型トラック用)
対象本数:5本

⑤ BluEarth-VAN RY55(バン用)
対象本数:569本

⑥ GEOLANDAR X-AT(小型トラック用)
対象本数:21本

⑦ MY807(小型トラック用)
対象本数:2本

合計7商品・12型式・7,029本が対象となります。

対象は2026年5月31日から6月6日までに製造された一部のタイヤですが、
同じ商品名や同じ製造時期のタイヤがすべて対象となるわけではありません。

正確な判断には、タイヤサイズと製造年週セリアル(識別記号)の照合が必要です。


【横浜ゴム公式|対象タイヤ・サイズ・識別記号一覧】
https://www.y-yokohama.com/important/2026/11/05-00/

【国土交通省|リコール届出一覧表(PDF)】
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/002029486.pdf


■ 対象タイヤの確認方法|製造年週と識別記号をチェック

今回のリコールでは、タイヤ側面に表示されている「製造年週セリアル」が重要な確認ポイントになります。
横浜ゴムの公式資料では、対象タイヤの製造年週コードに「2226」が含まれています。

これは、2026年の第22週に製造されたことを示しています。
ただし、「2226」という表示だけでリコール対象と判断できるわけではありません。

商品名、タイヤサイズ、工場コードなどを含む識別記号全体を、公式の対象一覧と照合する必要があります。
確認する主な項目は次のとおりです。

① タイヤの商品名

② タイヤサイズ

③ タイヤ側面の製造年週セリアル(識別記号)

④ メーカー公式資料に記載された対象範囲との一致

タイヤの識別記号は車両の外側から見えにくい位置に表示されている場合もあります。

確認が難しい場合は、タイヤ販売店や整備事業者に相談してください。


【国土交通省|改善箇所説明図・識別記号の確認方法(PDF)】
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/002029487.pdf


■ 中古トラックの仕入れ・販売で注意したいポイント

今回のリコールは、車両の製造年式ではなく、装着されているタイヤの製造時期や識別記号によって対象が決まります。
そのため、中古トラック販売店では次の点に注意が必要です。

【① 仕入れ時の確認】
中古トラックを仕入れる際は、車両本体の状態だけでなく、
装着タイヤの商品名や製造年週についても確認しておくことが望まれます。

特に小型トラックや商用バンでは、対象タイヤが装着されていないか確認することが重要です。

【② 在庫車両の確認】

すでに販売店で保有している在庫車両についても、
対象商品が装着されていないか確認しましょう。

タイヤが交換されている場合、車両の年式とタイヤの製造年週が一致するとは限りません。
また、スペアタイヤについても対象商品が使用されていないか確認しておくと安心です。

【③ 納車前の確認】

販売予定の車両に対象タイヤが装着されている場合は、
改善措置の実施状況を確認することが重要です。

納車時には、購入者に対してリコール対応状況を正確に伝え、
必要に応じてメーカーやタイヤ販売店と交換について調整しましょう。

■ 運送会社・レンタル事業者への影響

小型トラックや商用バンを複数保有する運送会社では、対象タイヤの装着状況を確認しておくことが重要です。
特に、配送車両や営業用車両など、日常的に稼働している車両については注意が必要です。

また、レンタル・短期リース事業者においても、
貸出車両に対象タイヤが装着されていないか確認することが望まれます。
対象タイヤが確認された場合は、
メーカーや販売店に相談し、交換時期や車両の運行予定を調整する必要があります。

なお、今回のリコールによってレンタル契約や料金制度が変更されるものではありません。


■ 改善措置は無償交換|2027年1月5日から開始

横浜ゴムは、対象となる識別記号のタイヤを良品と無償で交換すると発表しています。

リコール開始日は2027年1月5日です。

ただし、対象タイヤが装着されている可能性がある場合や、
タイヤ側面に膨らみなどの異常が見られる場合は、
交換開始日を待たずにメーカーの専用窓口やタイヤ販売店へ相談することをおすすめします。

特に異常な膨らみや空気漏れが確認された場合は、安全のため使用を中止し、専門業者に点検を依頼してください。


【横浜ゴム・タイヤリコール受付窓口】
専用フリーダイヤル:0120-606-872
受付時間:9時~12時、13時~17時
(土日祝日・横浜ゴム特定休日を除く)


【横浜ゴム公式|リコールに関する重要なお知らせ】
https://www.y-yokohama.com/important/2026/11/05-00/


■ トラック市から見た今回のポイント

今回のリコールは、小型トラック・商用バン向けのタイヤを対象としており、
中古トラック市場においても確認が必要な安全情報です。

中古トラックを購入する際には、
エンジンや架装設備、走行距離、整備履歴などに目が向きがちですが、
タイヤの状態も重要な確認項目です。

特に今回のように、車両本体ではなく交換部品であるタイヤがリコール対象となる場合、
車両の年式や車名だけでは判断できません。

中古トラック販売店では、仕入れ時や納車前の点検において、
装着タイヤの状態やリコール対象の有無を確認しておくことが大切です。

運送会社においても、対象車両の把握と改善措置への対応を進めることで、
予期せぬ車両停止や運行への影響を抑えることにつながります。


■ まとめ|対象タイヤの識別記号を確認し、早めの対応を

横浜ゴムが2026年11月5日に届け出た今回のリコールは、
小型トラック・バン用タイヤ7商品・7,029本を対象とするものです。

タイヤのサイドウォール部に膨らみが生じ、
最悪の場合、空気が漏れて走行不能になるおそれがあります。

対象となるのは2026年5月31日~6月6日に製造された一部のタイヤであり、
商品名や製造年週だけでなく、識別記号全体での確認が必要です。

改善措置は2027年1月5日から開始され、対象タイヤは無償交換となります。

該当する可能性がある場合は、横浜ゴムの公式情報を確認し、
必要に応じてメーカーや販売店へ相談してください。

トラック市では、今後も国土交通省やトラックメーカー、タイヤ・架装メーカーなどの公式発表をもとに、
中古トラックの購入・販売・安全な使用に役立つ情報をお届けしてまいります。


■ 公式情報・参考資料

【国土交通省】
「リコールの届出について(ヨコハマ LT151R 他)」
2026年11月5日発表
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_005882.html


【国土交通省|リコール届出一覧表・対象タイヤ詳細】
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/002029486.pdf

【国土交通省|改善箇所説明図】
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/002029487.pdf


【横浜ゴム株式会社】
「小型トラック・バン用タイヤのリコール届出について」
2026年11月5日発表
https://www.y-yokohama.com/important/2026/11/05-00/

※本記事は2026年11月5日付の国土交通省および横浜ゴム株式会社の公式発表に基づいて作成しています。

※リコール対象は、商品名、タイヤサイズ、製造年週セリアルなどの条件に該当する一部のタイヤです。
すべての同型商品が対象となるわけではありません。

※最新の対象情報や無償交換については、横浜ゴムの公式サイトまたは専用窓口でご確認ください。