【リコール・重要情報】いすゞ「ギガ」「フォワード」など24,783台をリコール|運転席の座席固定機構に不具合

㈱トラック市

2026年10月29日、いすゞ自動車株式会社は、
大型トラック「ギガ」や中型トラック「フォワード」、UDトラックス「コンドル」など、
計24,783台について国土交通省にリコールを届け出ました。

今回のリコールは、運転席のシートサスペンションに不具合があり、
座席の高さ調整ができなくなったり、
走行中に座面が意図せず上下したりするおそれがあるというものです。

対象車両は2023年2月から2026年3月に製作された車両で、
中古トラックとして流通する比較的新しい年式の車両も含まれています。

対象車両を所有・使用している運送会社だけでなく、
中古トラックの仕入れ・販売を行う事業者も確認しておきたい重要な情報です。

■ リコールの概要

・届出日:2026年10月29日

・リコール届出番号:5895

・届出者:いすゞ自動車株式会社

・対象台数:24,783台

・対象車種:4車種(107型式)

・対象車両の製作期間:2023年2月6日~2026年3月12日

・不具合箇所:運転席のシートサスペンション

・不具合報告件数:103件

・事故報告:なし(届出時点)

・リコール開始日:2026年10月30日

※対象期間内に製作されたすべての車両がリコール対象となるわけではありません。
車台番号による確認が必要です。


■ 不具合の内容|走行中に運転席の座面が上下するおそれ

今回の不具合は、運転席に設置されているシートサスペンションのロック機構に関するものです。

シートサスペンションの設計検討が不十分だったことにより、ロック操作用アクチュエータの出力軸が破損し、
ロックが解除されず、座面の高さを調整できなくなる場合があります。

さらに、その状態で使用を続けると、走行中の振動などによって内部のギアが外れ、
意図せずロックが解除されて、座面が上昇または下降するおそれがあります。

運転席の座面位置が突然変化することは、
ドライバーの運転姿勢やペダル操作にも影響する可能性があるため、
安全上注意が必要です。

## ■ 対象となる主な車種

今回のリコールには、次のトラックなどが含まれています。

・いすゞ「ギガ」

・いすゞ「フォワード」

・いすゞ「コンドル」

・UDトラックス「コンドル」

対象は合計107型式、24,783台です。

ただし、同じ車種・年式であっても対象外となる車両があります。

対象車両の詳細な型式、車台番号、製作期間は、
国土交通省が公表しているリコール届出一覧表で確認してください。

【国土交通省|リコール届出について(2026年10月29日)】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_005879.html

【国土交通省|対象型式・車台番号一覧(PDF)】
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/002028686.pdf


■ 改善措置の内容

対象となるすべての車両について、シートサスペンションのロック操作用アクチュエータを対策品に交換します。

リコールに該当する場合は、メーカーまたは正規販売店に改善措置の実施について確認してください。

リコールの改善措置は無料で実施されます。



■ 中古トラックの仕入れ・販売で確認したいポイント
今回のリコールは、中古トラックの流通においても注意が必要です。
特に2023年以降に製作された比較的新しいギガやフォワード、コンドルを取り扱う場合は、
次の点を確認しておくことをおすすめします。

① 仕入れ時のリコール対象確認
対象年式の車両を仕入れる際は、車検証の車台番号をもとに、リコール対象車両に該当するか確認しましょう。
年式や車種だけで判断せず、対象車両の詳細情報と照合することが重要です。

② 在庫車両の改善措置実施状況
すでに在庫として保有している車両についても、対象車両かどうかを確認し、対象の場合は改善措置の実施状況を把握しておきましょう。
未実施の場合は、メーカーや正規販売店に相談し、対応を進めることが望まれます。


③ 商談・納車前の確認
販売予定車両が対象となる場合は、改善措置の実施状況を確認し、購入者に正確な情報を伝えることが大切です。
特に遠方販売では、納車後の対応先や整備日程の調整が必要になる場合もあるため、
納車前に確認しておくと安心です。

■ 運送会社・レンタル事業者への影響

対象となるトラックを使用している運送会社やレンタル事業者も、早めの確認が必要です。

今回の不具合は運転席の座面位置に関わるため、
ドライバーの安全な運転環境を確保する観点からも、
対象車両の確認と改善措置への対応が重要になります。

また、レンタル車両や短期リース車両の場合は、車両の稼働予定と整備日程を調整し、
利用者への影響をできるだけ抑えることが望まれます。

## ■ リコール対象車両の確認方法

リコール対象車両に該当するかどうかは、メーカーの公式サイトや正規販売店で確認できます。

対象車両かどうかを確認する際は、車検証に記載された車台番号を用意してください。


【いすゞ自動車|リコール情報・対象車両検索】
https://www.isuzu.co.jp/recall/input

【いすゞ自動車|リコール情報一覧(2026年)】
https://www.isuzu.co.jp/recall/tb/2026/


【国土交通省|リコール届出情報】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_005879.html
※対象車両の確認や改善措置の実施については、メーカーまたは正規販売店へお問い合わせください。

■ まとめ|比較的新しい中古トラックも対象、仕入れ・納車前の確認を

今回のリコールは、いすゞ「ギガ」「フォワード」やUDトラックス「コンドル」など、
計24,783台を対象とするものです。

2023年以降に製作された車両が含まれており、
今後中古トラック市場で流通する車両についても確認が必要になる可能性があります。

中古トラックを購入する際は、車両の状態や整備履歴だけでなく、
リコール対象の有無や改善措置の実施状況も確認しておくことが重要です。

トラック市では、今後も国土交通省やトラックメーカーの公式発表をもとに、
中古トラックの購入・販売・使用に役立つ情報をお届けしてまいります。

【出典・参考情報】

国土交通省「リコールの届出について(いすゞ ギガ 他)」(2026年10月29日)

https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_005879.html

国土交通省「リコール届出一覧表(届出番号5895)」

https://www.mlit.go.jp/report/press/content/002028686.pdf

いすゞ自動車「リコール情報」

https://www.isuzu.co.jp/recall/input

記事作成:トラック市本部

※本記事は2026年10月29日付の国土交通省公表情報に基づいて作成しています。
対象車両や改善措置の最新情報については、メーカー・国土交通省の公式情報をご確認ください。