【新型車NEWS】いすゞ「フォワード」に特装系シャシ追加|GVW14.5t以上で車輪脱落予兆検知を標準装備

㈱トラック市

いすゞ自動車は2026年10月22日、中型トラック「フォワード」のラインアップを拡充し、
特装系シャシの追加と安全装備の強化を行い、同日から販売を開始しました。

今回追加されたのは、

・GVW14.5トンクラスの全輪駆動車
・GVW16トンクラスの消防車向けシャシ
・GVW20トンクラスのミキサー車向けシャシ

などです。

さらに、大型トラック「ギガ」に採用されている「車輪脱落予兆検知システム」をフォワードにも展開。

既存車型を含むGVW14.5トン以上の全車に標準装備し、ホイールナットの緩みなどによる車輪脱落事故の予防につなげます。


■「フォワード」の特装系ラインアップを拡充

今回の改良では、4HK1エンジンを搭載するGVW14.5~20トンクラスの特装系車型が追加されました。

新たに設定された主な車型は次のとおりです。

【GVW14.5トンクラス】

全輪駆動車

【GVW16トンクラス】

消防車向けシャシ

【GVW20トンクラス】

ミキサー車向けシャシ

ダンプ、ミキサー車、消防車などの特装車では、通常の貨物輸送用トラックとは異なり、
用途や架装内容に適したシャシを選ぶ必要があります。

今回のラインアップ拡充により、フォワードで対応できる特殊用途の幅がさらに広がります。


■ミキサー車向けにGVW20トンクラスを設定

中古トラック市場との関係で特に注目したいのが、GVW20トンクラスのミキサー車向けシャシです。

ミキサー車は、生コンクリートを積載するドラムや駆動装置を搭載するため、
一般的な平ボディーやウイング車とは車両構成が大きく異なります。

今回いすゞでは、4HK1エンジンを搭載したGVW20トンクラスのミキサー車向けシャシを新たに設定しました。

いすゞが今回の公式発表で掲載しているフォワードも、ミキサー車仕様の「2WG-FVZ90U4型」です。

今後、新型のフォワードをベースとした増トン・大型クラスのミキサー車が市場に流通していくことになります。


■GVW14.5トン以上に「車輪脱落予兆検知システム」を標準装備

今回もう一つ大きな変更となるのが、安全装備の強化です。

いすゞは、大型トラック「ギガ」に採用している
「車輪脱落予兆検知システム」をフォワードにも新たに展開しました。

対象は、

「既存車型を含むGVW14.5トン以上の全車」

です。

ホイールナットの緩みが発生した際の異常をシステムが検知し、
車輪が脱落する前の予兆段階で、

・警告表示
・警告ブザー

によってドライバーへ注意を促します。


■検知対象は「後軸タイヤのみ」

ここは注意が必要です。

今回の車輪脱落予兆検知システムについて、いすゞは、

「検知対象:後軸タイヤのみ」

としています。

つまり、すべての車輪のホイールナット緩みを検知するシステムではありません。

また、今回標準装備となるのは「GVW14.5トン以上のフォワード」です。

一般的な4トンクラスを含め、すべてのフォワードに標準装備されたという意味ではありません。


■なぜ車輪脱落対策が重要なのか?

大型車では、車輪脱落事故の防止が重要な安全課題となっています。

特に車両重量が大きいトラックでは、万一走行中に車輪が脱落した場合、
周囲の車両や歩行者を巻き込む重大事故につながるおそれがあります。

そのため日常点検や定期点検では、

・ホイールナットの緩み
・ホイールボルトの状態
・ナット周辺の異常
・タイヤ交換後の増し締め

などを確実に確認する必要があります。

今回の車輪脱落予兆検知システムは、こうした整備・点検を不要にするものではなく、
車輪脱落事故を防ぐための安全装備の一つとして考える必要があります。


■中古フォワードでは安全装備の違いも確認

今回の改良によって、今後中古市場へ流通するフォワードでは、
同じ「フォワード」という車名であっても、安全装備に違いが出てきます。

中古トラックを選ぶ際には、

・初年度登録
・型式
・GVW
・最大積載量
・車型
・安全装備

などを確認することが重要です。

特にフォワードには、

・標準的な4トンクラス
・増トンクラス
・2軸車
・3軸車
・各種特装車

など幅広い仕様があります。

「フォワードだから同じ」と考えず、
実際の用途に合った車両かどうかを確認する必要があります。


■「GVW」と「最大積載量」は同じではない

今回の発表では、

「GVW14.5トン」
「GVW16トン」
「GVW20トン」

という表現が使われています。

GVW(Gross Vehicle Weight)は、日本語では「車両総重量」にあたり、

車両重量
+
最大積載量
+
乗車定員分の重量

などを含めた重量です。

そのため、

「GVW20トン=20トン積み」

という意味ではありません。

実際に積載できる重量は、シャシー、架装、ドラムなどの重量によって変わります。

中古トラックを比較する場合も、車両総重量だけではなく「最大積載量」を個別に確認する必要があります。


■特装車は「シャシー+上物」で確認

ミキサー車などの特装車では、シャシーだけを見て車両を判断することはできません。

例えば中古ミキサー車であれば、

【シャシー】

・メーカー
・車名
・型式
・年式
・走行距離
・エンジン
・ミッション
・最大積載量
・安全装備

に加えて、

【上物】

・ミキサーメーカー
・ドラム容量
・最大混合容量
・ドラムの状態
・油圧系統
・ホッパー
・シュート
・水タンク
・ポンプ

なども確認する必要があります。

中古特装車は、「トラック本体」と「架装」の両方を見て選ぶことが重要です。


■全輪駆動車・消防車向けシャシも追加

今回の改良はミキサー車だけではありません。

GVW14.5トンクラスには全輪駆動車、GVW16トンクラスには消防車向けシャシが追加されています。

全輪駆動車は、一般的な舗装路だけでなく、用途や使用環境によって高い走破性が求められる場面があります。

また消防車などの特殊用途車では、架装する設備や必要な車両重量、走行性能などに応じて専用シャシが求められます。

こうした特殊用途への対応車型が増えることで、フォワードの用途の幅がさらに広がります。


■フォワードシリーズ全体の国内目標販売台数は年間18,000台

いすゞは今回の発表で、フォワードシリーズ全体の国内目標販売台数を、

年間18,000台

としています。

今回追加された特装系シャシだけの販売目標ではなく、「フォワードシリーズ全体」の目標です。


■トラック市から見た今回のポイント

今回のフォワード改良で注目したいのは、

「新しい車型が追加された」

ということだけではありません。

特に中古トラック市場を考えると、

「車両の用途によってシャシーが細分化され、安全装備にも違いが出てくる」

という点が重要です。

今後、新型フォワードが中古市場へ流通してくると、

・GVW
・車軸構成
・用途
・安全装備
・架装仕様

などによって、中古車としての比較項目も増えていきます。

例えば増トンミキサー車を探している場合でも、

「フォワードのミキサー車」

だけでは十分ではありません。

最大積載量、ドラム容量、車軸構成、安全装備、上物メーカー、車両状態などを総合的に確認する必要があります。

また、車輪脱落予兆検知システムのような安全装備は、将来的に中古車を比較する際の一つの装備差になる可能性があります。

ただし、現時点で中古車価格やリセール価格にどの程度影響するかを判断できるデータはありません。

新しい安全装備だから高く売れる、といった判断はせず、実際の中古市場での流通状況を確認していく必要があります。


【いすゞ フォワードの中古トラックをお探しの方へ】

トラック市では、全国のトラック専門店が取り扱う「いすゞ フォワード」の中古車を掲載しています。

ダンプ、ウイング、クレーン付、ミキサー車など、用途に応じたフォワードを比較してお探しいただけます。

いすゞ フォワード 中古車一覧
https://www.truck-ichi.co.jp/maker-isuzu/carname-forward


【中古ミキサー車をお探しの方へ】

中古ミキサー車一覧
https://www.truck-ichi.co.jp/type-mixier


【フォワードの中古ミキサー車】

いすゞ フォワード×ミキサー車一覧
https://www.truck-ichi.co.jp/maker-isuzu/carname-forward/type-mixier


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【いすゞ公式情報】
いすゞ自動車
「いすゞ、中型トラック『フォワード』のラインアップを拡充
~特装系シャシを追加、車輪脱落予兆検知システムを新たに展開~」
2026年10月22日

https://www.isuzu-global.com/ja/newsroom/20261022_1.html


いすゞ自動車
フォワード商品ページ

https://www.isuzu.co.jp/product/forward_post/

※本記事は2026年10月27日時点のいすゞ自動車公式発表をもとに作成しています。

※車両の仕様、設定、安全装備等は車型によって異なります。実際の車両選定時には、
いすゞ自動車または販売会社の最新情報をご確認ください。

※「車輪脱落予兆検知システム」は車両の点検・整備を不要にするものではありません。
日常点検・定期点検および適切なホイールナット管理が必要です。