【上物・架装NEWS】パブコ純正補修部品、11月1日から20%値上げ|運賃も10%改定

㈱トラック市

株式会社パブコは2026年10月14日、
純正補修部品の価格改定を発表しました。

10月13日付の案内によると、2026年11月1日受注分から、

・パブコ純正補修部品:現行仕切り価格から20%アップ
・運賃:10%アップ

となります。

パブコは、鋼材をはじめとする各種原材料価格の高騰に加え、
物流費や人件費など、事業運営にかかるコスト上昇が続いていることを価格改定の理由としています。

ウイングボデーやアルミバンなど、パブコ製ボデーを使用しているトラックでは、
今後の補修・修理時に使用する純正部品のコストに影響する可能性があります。


▶価格改定は2026年11月1日受注分から

今回の価格改定は、
2026年11月1日受注分
(2026年10月30日15時以降受付分)
から適用されます。

改定内容は、

パブコ純正補修部品すべて:
現行仕切り価格から20%アップ

運賃:
10%アップ

です。

パブコの案内では、「パブコ純正補修部品すべて」が改定対象とされています。



▶10月中に見積もりを取得している案件は?

今回の案内では、
2026年10月1日から10月30日までに見積もりを行った案件については、
10月30日の受付終了まで旧価格で対応する
とされています。

すでに補修部品の見積もりを取得している場合や、修理・部品交換を予定している場合は、実際の受注日や適用価格について販売窓口・修理事業者等へ確認しておくとよいでしょう。


▶なぜ価格が改定される?

パブコは今回の価格改定の背景として、

・鋼材をはじめとする各種原材料価格の高騰
・物流費の上昇
・人件費の増加

などを挙げています。

生産性向上や業務効率化などによるコスト削減に取り組んできたものの、企業努力だけでコスト上昇を吸収することが難しく、現行価格の維持が困難になったとしています。


▶「20%値上げ」は最終的な修理代が一律20%上がるという意味ではない

今回の価格改定について注意したいのが、「20%アップ」の意味です。

パブコの公式案内では、
「現行仕切り価格の20%UP」
とされています。

そのため、ユーザーが実際に支払う修理代や部品代が一律に20%上昇するという意味ではありません。

実際の修理費用は、

・交換する部品
・修理内容
・作業工数
・車両の状態
・販売店、修理事業者
・運送費

などによって異なります。

また、今回の2026年10月の価格改定案内で、改定対象として明記されているのは
「パブコ純正補修部品すべて」です。

今回の案内文には、作業工賃について具体的な改定率の記載はありません。
部品価格の改定と、実際の修理・整備工賃は分けて確認する必要があります。


▶パブコはどのようなトラックボデーを製造している?

パブコは、トラックのシャシーに搭載される各種ボデー・架装を手掛けるメーカーです。
公式サイトでは、

・ウイングボデー
・アルミバン
・平ボデー
・脱着ボデー
・テールゲートリフター

などを展開しています。

中古トラック市場でも、パブコ製のウイングやアルミバンなどを搭載した車両は流通しています。
そのため今回の価格改定は、新車だけでなく、
現在パブコ製ボデーを使用している事業者や、
中古トラックを長期間使用していく事業者にとっても確認しておきたい情報です。


▶中古トラックでは「シャシー」だけでなく「上物メーカー」も確認

中古トラックを選ぶ際には、

・いすゞ
・日野
・三菱ふそう
・UDトラックス

などのシャシーメーカーだけに目が向きがちです。

しかし、ウイング車やアルミバン、平ボディーなどでは、
「どのメーカーの上物が搭載されているか」
も重要です。

中古車購入後には、

・ドア
・パネル
・ロック部品
・ウイング開閉機構
・油圧関連部品
・電装部品
・テールゲートリフター関連部品

などの修理・交換が必要になる場合があります。
その際、上物メーカーや型式によって使用する補修部品が異なります。

中古トラックを購入する場合は、シャシーの型式だけでなく、

・上物メーカー
・上物型式
・製造番号
・修理歴
・補修部品の供給状況

なども確認しておくと安心です。


▶年式が古い中古車ほど、今後の補修コストも確認

中古トラックは、新車に比べて購入価格を抑えられることが大きなメリットです。
一方で、長期間使用することを考えると、購入時の車両価格だけではなく、

・今後どの程度修理が必要になりそうか
・消耗している部品はないか
・ボデーに腐食や損傷がないか
・可動部分が正常に作動しているか
・純正補修部品が供給されているか

なども重要になります。

特にウイング車やアルミバンなどは、荷台そのものが日々の業務に直結します。
シャシーが正常でも、ウイングやドアなどの上物が故障すれば業務に支障が出る可能性があります。


▶トラック市から見た今回のポイント

今回のパブコ純正補修部品の価格改定は、
中古トラック市場に直ちに大きな価格変動を起こすようなニュースではありません。

一方で、中長期的には、

「中古トラックを購入した後の維持コスト」
を見るうえで重要な動きです。
中古トラックを選ぶ際には、

車両本体価格
+
整備費用
+
消耗品
+
上物の補修費用

まで含めて考えることが重要です。

特にウイング、アルミバン、平ボディーなどでは、
シャシーだけではなく「上物も含めて1台のトラック」です。

今後、原材料費や物流費、人件費などの上昇が続けば、
パブコに限らず、架装・補修部品・整備などのコストにも影響が広がる可能性があります。

そのため中古車購入時には、

「安く買えるか」

だけではなく、

「購入後に長く使える状態か」
「上物の修理が必要になりそうか」
「部品供給に問題がないか」

まで確認することが、これまで以上に重要になっていきます。



【中古ウイング車をお探しの方へ】
トラック市では、全国のトラック専門店が取り扱う中古ウイング車を掲載しています。

中古ウイング車一覧
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中古平ボディー一覧
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※掲載車両の上物メーカーや型式、補修部品の供給状況については、
個別車両ごとに販売店へご確認ください。

※今回公表された20%の価格改定は、
パブコが案内している純正補修部品の現行仕切り価格に対する改定率です。
実際のユーザー向け販売価格や修理費用が一律に20%上昇することを意味するものではありません。


【出典】

株式会社パブコ
「パブコ純正補修部品価格改定のお知らせ」
2026年10月14日掲載
案内文:2026年10月13日付

パブコ ニュース
https://www.pabco.co.jp/news/

パブコ「純正補修部品価格改定のお知らせ」(PDF)
https://www.pabco.co.jp/wp-content/uploads/2026/10/%E9%83%A8%E5%93%81%E5%B7%A5%E8%B3%83%E6%94%B9%E6%AD%A3%E6%A1%88%E5%86%85%E5%88%86_2026.10.13.pdf