【リコール・重要情報】日野「プロフィア」1,391台をリコール|E13Cエンジン制御不具合、SCR触媒劣化のおそれ
㈱トラック市
日野自動車株式会社は2026年10月7日、大型トラック「日野プロフィア」について、国土交通省へリコールを届け出ました。
リコール届出番号は5887、リコール開始日は2026年10月8日です。
今回のリコールは、E13Cエンジンの制御コンピュータに関するもので、
DPR再生時の制御やSCR触媒の劣化判定プログラムに不適切な点があることが確認されています。
■ どのような不具合があるのか
今回、主に2つの不具合が確認されています。
① DPR再生時にSCR触媒が高温となり、劣化が早まるおそれ
E13CエンジンのDPR再生用制御プログラムが不適切なため、高回転・高負荷の条件でDPR再生を行った際に、尿素SCR触媒の温度が想定以上に高くなることがあります。
これにより触媒の劣化が早く進み、そのまま使用を続けると、排出ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)の排出値が規制値を超えるおそれがあります。
② 正常なSCR触媒を異常と誤判定するおそれ
SCR触媒の劣化判定プログラムにも不適切な点があり、正常な触媒を異常と誤判定し、警告灯が点灯するおそれがあります。
■ 改善措置の内容
対象車両では、エンジン制御コンピュータのプログラムを対策仕様へ書き換えます。
また、DPR再生時の触媒温度に関する対象車両については、
・排気管への保温カバーの取り付け
・触媒の点検
・日野自動車が定める基準を超えている場合は触媒を新品に交換
などの改善措置が実施されます。
なお、暫定措置としてメンテナンスノートの点検整備項目に追加されていた触媒の浄化率点検については、今回の恒久措置に伴い削除されます。
■ 対象となる車両
対象は、日野自動車が2017年6月から2022年3月までに
製作した大型トラック「日野プロフィア」です。
対象型式は以下の4型式です。
・2DG-FR1EHG
・2DG-FR1EHJ
・2DG-FS1EHA
・2DG-FS1EHG
対象台数は合計1,391台です。
このうち、SCR触媒の劣化を正常な状態でも異常と誤判定するおそれがある
車両は686台です。
なお、公表されている車台番号の範囲には、
リコール対象とならない車両も含まれています。
実際に対象車両へ該当するかどうかは、
車台番号をもとに日野自動車の販売会社などへ確認してください。
また、対象車両の製作期間と購入時期は異なる場合があります。
■ 2022年に暫定措置が行われていたリコールの恒久対応
今回の不具合のうち、DPR再生時にSCR触媒の劣化が進むおそれがある問題については、2022年9月9日にリコール届出番号5198として暫定措置が行われていました。
今回は、その対象車両のうち恒久措置が決定した車両について、対策を実施するものです。
日野自動車によると、恒久措置がまだ決定していない対象車両については、恒久対策が決まり次第、改めて措置を実施するとしています。
■ 中古のプロフィアを購入・販売するときの確認ポイント
今回の対象は2017年から2022年に製作されたプロフィアで、中古トラック市場でも流通する機会の多い年式です。
中古車としてプロフィアを仕入れる場合や、購入を検討する場合には、
・対象型式に該当しているか
・車台番号からリコール対象車両か確認する
・リコールの改善措置が実施済みか
・警告灯の点灯履歴や排気後処理装置の状態
・DPRやSCRに関する整備履歴
などを確認しておくことをおすすめします。
特に今回のリコールは、外観から判断できる不具合ではなく、
エンジン制御プログラムや排気後処理装置に関係する内容です。
該当する可能性のある中古車を仕入れ・販売する場合は、日野自動車の販売会社などでリコール実施状況を確認しておくことが重要です。
■ 対象車両を所有している場合
対象となる可能性があるプロフィアを所有している場合は、
日野自動車の販売会社からの案内を確認し、対象車両であれば早めに改善措置を受けてください。
国土交通省でも、所有している車両がリコール対象に該当するかについては、販売店または届出者へ確認するよう案内しています。
出典:国土交通省
「リコールの届出について(日野 日野プロフィア)」
発表日:2026年10月7日
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_005851.html
出典:日野自動車株式会社
「大型トラックのリコールについて」
発表日:2026年10月7日
https://www.hino.co.jp/recall/detail_4755.html