【業界NEWS】大型車の車輪脱落事故が128件に増加 冬用タイヤ交換後1か月以内・左後輪に注意

㈱トラック市

※画像はイメージです。

国土交通省は2026年10月1日、大型車の冬用タイヤへの交換時期を前に、
「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」を
2026年10月から2027年2月まで実施すると発表しました。

2025年度(令和7年度)に発生した大型車の車輪脱落事故は128件で、前年度の120件から8件増加しています。
特に注意したいのが、事故が発生する時期とタイヤ交換後の期間です。


国土交通省によると、
・約5割の事故が11月から1月の冬季3か月間に発生
・5割以上がタイヤ脱着作業後1か月以内に発生
・9割以上が左後輪で発生
という傾向が確認されています。


■ なぜ車輪脱落事故が起きるのか

事故車両の調査では、タイヤ脱着作業の際に、
・ホイールやハブなどのさび取り・清掃
・各部位への潤滑剤の塗布
・ホイール・ナットが円滑に回るかの点検
などが十分に行われていないケースが確認されています。

また、タイヤ交換後の増し締めや、日常点検時のホイール・ナットの緩み確認が
確実に実施されていないケースも確認されています。

大型車の車輪は重量が大きく、走行中に脱落した場合には重大な事故につながる可能性があります。

特にこれから冬用タイヤへの交換が増える時期は、
タイヤ交換時の作業だけでなく、交換後の点検・管理まで含めて注意する必要があります。


■ トラック販売店・運送事業者が確認したいポイント

中古トラックの納車前や、スタッドレスタイヤへの交換を行った場合には、
・適切な脱着作業が行われているか
・ホイールやハブ周辺に著しいさびがないか
・タイヤ交換後の増し締めが行われているか
・日常点検でホイール・ナットの緩みを確認しているか
などを改めて確認しておくことが重要です。
中古トラックを購入する場合も、タイヤやホイールの状態だけでなく、
足回りが適切に点検・整備されているかを確認しましょう。

国土交通省では、運送事業者、タイヤショップ、整備事業者などへの周知に加え、
「車輪脱落予兆検知装置」の普及も進めています。

冬用タイヤへの交換が本格化するこれからの時期は、

タイヤ交換を「交換して終わり」にせず、その後の増し締めや日常点検まで含めた管理が重要です。

出典:国土交通省「冬用タイヤ交換時には確実な作業の実施をお願いします!」
発表日:2026年10月1日
国土交通省の発表を見る
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha09_hh_000365.html