ボルボトラックとは?特徴・中古価格相場・選び方を徹底解説
トラック市本部
スカニアと並ぶ欧州大型トラックの代表格として知られるボルボトラックですが、日本国内での流通事情や価格感をつかみにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。ボルボトラックはその高い安全性能と快適なキャビン環境で長距離輸送を中心に根強い人気を誇ります。この記事では、ボルボトラックの特徴・主要車種・中古市場での価格相場・購入時のポイントまでをわかりやすく解説します。

目次
ボルボトラックとは?ブランドの歴史と日本での位置づけ
スウェーデン発・世界シェアトップクラスのトラックメーカー
ボルボ・トラックは、スウェーデンのヨーテボリに本拠を置く世界的な商用車メーカーです。大型・中型トラックを世界各国で展開し、安全性、品質、環境への配慮を重視した車両開発を続けています。
世界約130か国で車両を展開し、各地にサービス拠点を設けるなど、世界有数のトラックメーカーとして確かな地位を築いています。
日本国内での普及状況と主な用途
日本国内では、大型トラクターヘッドの「FH」を中心に流通しています。長距離幹線輸送、海上コンテナ輸送、重量物輸送などで使用されることが多く、ハイルーフキャブやリアエアサスペンションを備えた車両も見られます。
国産大型トラックと比べて流通台数は多くありませんが、デザイン性やブランドイメージ、長距離運行時の快適性を重視する運送事業者から支持されています。
スカニアとの違い・比較ポイント
ボルボとスカニアは、いずれもスウェーデンを代表するトラックメーカーです。中古車を比較する際は、ブランドイメージだけでなく、キャブの使いやすさ、トランスミッションの操作感、車両仕様、国内の整備拠点、部品の供給体制を確認しましょう。
ボルボトラックの主な特徴とメリット
安全性能(衝突回避・車線維持など)の高さ
安全性は、ボルボが長年重視してきた分野です。車線維持支援、衝突警告・緊急ブレーキ、側方衝突回避支援、ドライバーの注意状態を確認する機能など、運転者と周囲の道路利用者を守るための装備が用意されています。
FH AeroとFMは、2024年に実施されたEuro NCAP初の大型トラック安全評価で最高評価の5つ星を獲得しました。ただし、安全装備の内容は年式や車両仕様によって異なるため、中古車では装備の有無を個別に確認する必要があります。
快適なキャビン環境と長距離輸送向けの設計

大型のスリーパーキャブ、収納スペース、視認性に配慮した運転席など、長時間運転の負担を軽減する設計が採用されています。
電子制御式オートマチックトランスミッション「I-Shift」やボルボ・ダイナミック・ステアリングは、変速や操舵にかかる負担を抑え、長距離輸送を支援します。
燃費性能と環境対応(ディーゼル・ガス・電動)
ボルボでは、ディーゼル車に加えて、ガスや電気を利用するトラックの開発も進めています。FH、FM、FMXには電動モデルも設定されていますが、日本で購入できる仕様や導入条件は海外市場と異なる場合があります。
中古車を選ぶ際は、カタログ上の性能だけでなく、実際の運行距離、積載条件、燃料費、整備費用を含めて判断することが重要です。
ボルボトラックの主要車種一覧
FH(フラッグシップ大型)の特徴
FHは、長距離輸送を主な用途とするボルボのフラッグシップモデルです。大型キャブによる快適性と空力性能を備え、日本の中古市場ではトラクターヘッドを中心に流通しています。
同じFHでも、ハイルーフ、リアエアサスペンション、エンジン出力、第五輪荷重、ホイールベース、燃料タンク容量などが異なります。
FM・FMXの特徴と用途
FMは、地域輸送や配送、さまざまな架装に対応する汎用性の高いモデルです。FHよりキャブ位置が低く、乗降性や車両周辺の視認性に配慮されています。
FMXは、建設・資源関連の業務を想定したモデルです。十分な最低地上高と高い走破性を備え、未舗装路や厳しい現場での使用に適しています。
日本で流通している車種と架装の傾向
日本の中古市場ではFHトラクターの流通が中心です。トラック市の掲載車両でも、ハイルーフ、リアエアサスペンション、バックモニター、アルミホイールなどを装備したFHトラクターが確認できます。
FMやFMXは入庫台数が限られる傾向があるため、希望する車種や仕様がある場合は、在庫情報を定期的に確認しましょう。
ボルボトラックの中古価格相場と市場動向
車種・年式別の中古価格の目安
ボルボトラックは国内の流通台数が限られ、車両ごとの仕様差も大きいため、販売価格が「ASK」と表示されることがあります。一律の相場だけで購入予算を判断するのが難しく、車両ごとの見積もりが必要です。
価格は、車種、年式、走行距離、エンジン出力、第五輪荷重、キャブ形状、車検、整備履歴、装備内容などによって変わります。
輸入トラックならではの流通量と価格変動の傾向
国産大型トラックより流通台数が少ないため、同じ年式や仕様の車両を複数台比較できない場合があります。高年式車や状態の良い車両、需要の高い仕様は、入庫後早い段階で商談に進むこともあります。
価格が「ASK」の場合は、車両本体価格だけでなく、納車整備、登録費用、保証、追加整備を含めた支払総額を販売店へ確認しましょう。
購入前に確認すべき整備・部品供給の状況
輸入トラックは、部品の取り寄せに時間がかかる場合や、対応できる整備工場が限られる場合があります。購入前に、日常点検を依頼できる工場、故障時の相談先、主要部品の供給状況を確認しておくことが重要です。
ボルボトラックを中古で選ぶ際のポイント
走行距離・年式のチェックポイント
大型トラックは長距離を走ることを前提に設計されているため、走行距離だけで車両状態を判断するのは適切ではありません。
定期点検やオイル交換の履歴、エンジン、I-Shift、エアサスペンション、排出ガス後処理装置などの状態を確認しましょう。記録簿がある場合は、過去の整備内容も重要な判断材料になります。
輸入車特有のメンテナンス・修理費用の注意点
購入価格が予算内でも、納車後の整備や部品交換に費用がかかる可能性があります。タイヤ、ブレーキ、エアサスペンション、トランスミッションなど、高額になりやすい部分の状態を事前に確認してください。
信頼できる販売店の見極め方
中古ボルボトラックでは、車両の状態を把握し、仕様や整備内容を正確に説明できる販売店を選ぶことが重要です。整備履歴、修復歴、保証範囲、納車前整備、購入後のサポートについて確認しましょう。
トラック市では、年式、走行距離、積載量、車検、修復歴、装備、販売店舗などを確認しながら車両を比較できます。気になる車両が見つかった場合は、掲載ページのお問い合わせ番号を販売店へ伝えると確認がスムーズです。
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