スカニアトラックの値段はいくら?新車・中古の価格相場と購入ポイントを徹底解説

トラック市本部

スカニアトラックは高性能・高品質で知られる輸入大型トラックですが、「実際いくらで買えるのか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。国産トラックと比べて価格帯が高いイメージがある一方で、燃費性能や耐久性の高さから長期的にはコストメリットがあるとも言われています。本記事では、スカニアトラックの新車・中古それぞれの価格相場やグレード別の違い、さらに維持費や購入時の注意点まで詳しく解説します。導入を検討している方が、納得して判断できる情報を網羅的にご紹介します。


目次      

    ■ スカニア現行モデル一覧((P/G/R/S/V8/SUPER)                                

    スカニアとは?ブランド概要と日本での歴史


    【ブランド概要】

    スカニアはスウェーデンを本拠地とする大型商用車メーカーで、

    世界100カ国以上で販売されるグローバルブランドです。

    日本では「輸入大型トラック=スカニア」と言われるほど高い知名度と存在感を誇っています。


    • 創業年1891年(前身となるVABIS社の設立)/ 1900年(Scania社の設立)

    • 本社所在地スウェーデン・セーデルテリエ(Södertälje)

    • 親会社:フォルクスワーゲングループの商用車部門「TRATON GROUP(トレイトン・グループ)」傘下

    • 世界シェアと販売実績大型トラック分野においてダイムラーやボルボと並ぶ世界トップクラスのメーカーです。生産車両の95%以上がスウェーデン国外へと輸出されるグローバル構造を持ち、世界100カ国以上で年間約9万〜10万台の商用車を販売しています。


    【日本での歴史】

     ・ 日本市場への参入経緯・時期

    2002年、日野自動車との業務提携によって日本市場へ本格参入を果たしました。

    スカニア製のトラクターヘッド(トレーラーヘッド)を日本仕様に適合させ、「日野スカニア」ブランドとして販売したことが日本での認知度高揚の第一歩となりました。 

    ・スカニアジャパン株式会社の設立と現在の体制

    日本市場でのさらなる事業拡大とサービス体制強化のため、2009年8月に「スカニアジャパン株式会社」を設立。直営ディーラー(関東・関西・九州など)の開設をはじめ、全国の協力工場・指定サービス工場との連携を拡大し、アフターメンテナンスや部品供給体制を強固に構築しています。

    ・2018年「ネクストジェネレーション・スカニア」日本上陸2018年、

    約20年ぶりとなるフルモデルチェンジ車両「ネクストジェネレーション・スカニア(Next Generation Scania)」を日本市場へ投入。

    空力性能・キャビンの居住性・安全性能・コネクティビティを飛躍的に向上させたこの新世代モデルの登場により、

    日本国内での人気とシェアを一気に押し上げました。


    【スカニアが選ばれる理由】  

    1. 長距離輸送を支える圧倒的な居住性と疲れにくさ

    スカニアの最大の特徴の一つが、ドライバー目線で極限まで追及されたキャビン環境です。背の高いドライバーでも室内で楽に立ち上がれる広大な室内空間、優れた静粛性、人間工学に基づいたシート設計により、長距離ドライバーの身体的負担を劇的に軽減します。長距離運送における作業効率と安全性の向上に直結しています。

    2. ドライバー採用・定着(人材確保)への大きな武器

    空前のドライバー不足に直面する日本の物流業界において、「スカニアに乗れる」という魅力は絶大な威力を発揮します。欧州車ならではの洗練された重厚なデザインと圧倒的なブランド力はプロドライバーの憧れの的であり、「求人応募数の増加」や「離職率の低下」を目的に導入を決断する運送会社が相次いでいます。

    3. 優れた燃費性能とトータル運行コスト(TCO)の削減

    空力特性を突き詰めたキャブ形状や、最新のエンジン・自動変速トランスミッション(Opticruise)の統合制御により、

    業界トップクラスの低燃費を実現しました。

    スカニア現行モデル一覧(P/G/R/S/V8/SUPER)

    スカニアは用途や運行条件に合わせて複数のシリーズを展開しています。

    各シリーズはキャブのサイズ・居住性・エンジン出力が異なり、自社の業務内容に合ったモデルを選ぶことが重要です。


    Pシリーズ

    • キャブの特徴・用途

      コンパクトで全高が低く、乗り降りが非常にしやすい低床キャブ構造を備えています。優れた直前直下視界と抜群の小回り性能を誇り、混雑した都市部での集配作業、建設現場・工事車両(ダンプやミキサー車など)、近距離輸送に最適です。

    • エンジン出力の目安

      約 280 hp 〜 450 hp(7L / 9L / 13L エンジン)

    • 価格帯(目安)

      約 1,600万 〜 2,000万円 前後(シャシ仕様や架装による)

    Gシリーズ

    • キャブの特徴・用途

      Pシリーズよりも乗降性とキャビン空間の広さを高次元でバランスさせた万能型モデルです。十分な室内スペースと十分な収納スペースを持ち、近距離〜中距離輸送、建設資材の運搬、地域間配送まで幅広く対応します。

    • エンジン出力の目安

      約 370 hp 〜 500 hp(9L / 13L エンジン)

    • 価格帯(目安)

      約 1,800万 〜 2,300万円 前後

    Rシリーズ

    • キャブの特徴・用途

      長年スカニアの主力ラインアップとして君臨する大ベストセラーシリーズです。広い室内空間と高い天井(ハイラインキャブなど)を備え、長時間の運転でも疲れにくい優れた居住性を提供。中〜長距離輸送やトレーラー牽引(トラクターヘッド)の現場で最も多く採用されています。

    • エンジン出力の目安

      約 410 hp 〜 660 hp(13L 直列6気筒 / 16.4L V8)

    • 価格帯(目安)

      約 2,100万 〜 2,800万円 前後

    • 日本での流通量

      日本国内の物流事業者において最も登録・稼働台数が多く、中古トラック市場での流通量やパーツ・整備ノウハウの蓄積も非常に豊富な看板モデルです。

    Sシリーズ

    • フラットフロア・最高峰モデルとしての特徴

      スカニアのフラグシップ(最上級)シリーズです。最大の特長は、キャビン床面のエンジンルームによる出っ張りを完全に排除した完全フラットフロア構造です。室内高は2mを超え、大柄なドライバーでも立ったまま着替えや移動が可能で、高級ホテルのような居住性を実現しています。

    • 用途

      長距離の幹線輸送(東名・名神などの長距離陸送)をはじめ、「スカニアSシリーズに乗れる」という魅力を押し出したドライバーの採用強化・離職防止(人材確保)を狙う企業で積極的に導入されています。

    • 価格帯(目安)

      約 2,500万 〜 3,200万円 以上

    V8(スカニアの象徴)

    • 16リッターV8エンジンの特徴と最高出力

      大型トラック業界で絶滅寸前となったV型8気筒エンジンを独自に熟成・進化させ続けるスカニアの代名詞的パワートレインです。16.4Lの大排気量から叩き出される最高出力は世界最高峰の770馬力(最大トルク3,700Nm)を誇り、超重量物輸送や急勾配の山岳ルートでも圧巻の登坂性能を発揮します。

    • ステータス性とリセールバリュー

      「V8スカニア」はドライバーやトラックオーナーの間で圧倒的な憧れの存在であり、独特のV8サウンドと所有満足度をもたらします。希少性と人気の高さから、中古車市場におけるリセールバリュー(再販価値)も非常に高く維持されます。

    SUPER(最新パワートレイン)

    • 最新技術の特徴(燃費向上)

      完全新設計の「13リッター直列6気筒DOHCエンジン(DC13)」、新開発の自動変速ギアボックス(Opticruise)、リアアクスルを統合制御。低回転域から圧倒的な大トルク(900rpmから最大トルク発揮)を発生させ、従来のパワートレインと比較して約6%〜8%の燃費低減とCO2排出量削減を実現しました。

    • 2023年以降の新モデル

      日本では2023年11月より販売が開始され、燃料費削減や2024年問題(時間外労働規制)に直面する日本の物流業界に向けた高効率新モデルとしてラインアップされています。


    シリーズ選び方まとめ表

    シリーズ / モデル主な用途想定走行距離予算感(目安)こんな事業者・ニーズにおすすめ
    Pシリーズ都市部集配、建設・現場作業、近距離運搬〜 200 km / 日

    ★☆☆☆


    (1,600万〜)

    ・小回りと直前視界の良さを重視したい


    ・ダンプやミキサー車、都市部配送に利用

    Gシリーズ地域内配送、地場〜中距離輸送200 〜 500 km / 日

    ★★☆☆


    (1,800万〜)

    ・コストパフォーマンスと居住性を両立したい


    ・多様なボディ架装に対応させたい

    Rシリーズ中〜長距離幹線輸送、トレーラー牽引500 km〜 / 日

    ★★★☆


    (2,100万〜)

    ・スカニアの標準的・主力モデルを選びたい


    ・リセールバリューや流通台数を重視

    Sシリーズ超長距離幹線輸送、プレミアム長距離800 km〜 / 日

    ★★★★


    (2,500万〜)

    ・最高の居住性(フラットフロア)を求めたい


    ドライバー採用・人材確保の目玉にしたい

    V8超重量物輸送、山岳ルート、イベント車長距離・重量物

    ★★★★+


    (2,800万〜)

    ・770馬力の圧倒的パワーと登坂性能が必要


    ・圧倒的なステータス性と高いリセールを求める

    SUPER全般(長距離〜中距離の省エネ運行)中〜長距離全般(パワートレイン指定)

    燃料費(TCO)の削減・CO2削減を最優先したい


    ・最新技術による高効率運行を行いたい


    スカニアトラックの値段相場【新車・中古】


    新車価格の目安

    スカニアの新車価格は、仕様によりますが一般的に2,000万円〜3,500万円前後が目安となります。国産の大型トラック(1,500万円〜2,000万円程度)と比較すると、初期投資は1.5倍から2倍近くになるケースも珍しくありません。これは、優れた耐久性、燃費効率、そしてドライバーの疲労を軽減する高い居住性といった「プレミアムな性能」が価格に反映されているためです。


    中古価格の相場

    中古市場では、年式や走行距離によって価格が大きく変動します。

         

    • 高年式(3〜5年落ち): 1,200万円〜1,800万円前後
    •    

    • 低年式(10年前後): 500万円〜900万円前後

    スカニアはフレーム強度が非常に高く、走行距離が50万kmを超えても1,000万円以上の値を維持する個体が多いのが特徴です。資産価値(リセールバリュー)が落ちにくいため、中古でも強気の価格設定が目立ちます。


    価格に影響する要素

         

    • 排気量とエンジン: 直列6気筒か、スカニアの象徴である「V8エンジン」かによって、新車・中古ともに数百万円単位の差が生じます。
    •    

    • キャブの高さ: 後述する「Sグレード」のようなハイルーフ仕様は、中古市場でも非常に人気が高く、高値で取引されます。
    •    

    • 整備履歴: 外車ゆえに純正パーツの維持管理が重要視されるため、正規ディーラーでの整備記録の有無が価格を左右します。


    スカニア大型トラックのグレード別価格


    キャブ・仕様による違い

         

    • L/Pシリーズ: 配送や建設向け。キャブがコンパクトな分、価格は抑えめです。
    •    

    • G/Rシリーズ: 長距離輸送の主力。Rシリーズは居住性が高く、最も流通量が多い標準的な高価格帯モデルです。
    •    

    • Sシリーズ: フラットフロアを採用した最高峰モデル。最も高価ですが、長距離ドライバーの採用・定着率を重視する企業からの需要が集中します。


    エンジン性能と価格の関係

         

    • 直列6気筒(13L): 経済性に優れ、導入コストを抑えたい場合に選ばれます。
    •    

    • V8エンジン(16L): スカニアの代名詞。最高出力770馬力を誇るモデルもあり、圧倒的なパワーとステータス性から、価格は跳ね上がりますが、中古市場でも「指名買い」が入るため値崩れしにくい傾向にあります。


    オプション装備の価格影響

    スカニアはオーダーメイド感覚でカスタマイズできる点が魅力ですが、それらが価格を押し上げます。

         

    • 安全装備: 側方衝突警報やアクティブ予測巡航制御などの最新ADAS(運転支援システム)。
    •    

    • 内外装: メッキパーツの多用、レザーシート、大容量冷蔵庫などの豪華な内装オプション。
    •    

    • 駆動系: リターダー(補助ブレーキ)の有無や、大容量燃料タンクの装備も、実用性と査定価格に大きく影響します。


    国産トラックとの価格比較


    主要メーカーとの比較

    日本のトラック市場を牽引する国内4大メーカー(いすゞ、日野、三菱ふそう、UDトラックス)と比較すると、スカニアの車両価格は新車・中古ともに1.5倍〜2倍近く高額になる傾向があります。国産トラックは「導入しやすい価格設定と、全国どこでも修理できる安心感」が強みです。一方、スカニアは「圧倒的な居住性・デザイン性・長距離走行での疲労軽減」に特化したプレミアム・ブランドという立ち位置であり、単純な車両価格の安さで勝負するメーカーではありません。


    初期費用とランニングコスト

    トラック導入において重要なのは、購入時の「初期費用(イニシャルコスト)」と、運用時の「維持費(ランニングコスト)」のバランスです。

         

    • 国産トラック: 初期費用が安く抑えられるため、導入ハードルが低い。しかし、年式が古くなると燃費の悪化や細かな修繕費が重なるケースがある。
    •    

    • スカニア: 初期費用は高額だが、優れたエンジン制御技術による「高い燃費性能」と、堅牢なフレーム・部品による「耐久性」を誇るため、長期的に見ると毎月のランニングコストを抑えやすい。


    コストパフォーマンスの考え方

    スカニアのコストパフォーマンスを語る上で欠かせないのが、「ドライバー採用・定着への貢献度」です。現在、物流業界ではドライバー不足が深刻化していますが、「スカニアに乗れるなら入社したい」というドライバーは少なくありません。快適なキャブ(車内空間)は長距離ドライバーの疲労を劇的に軽減します。目先の車両価格(安さ)だけでなく、「採用コストの削減」や「ドライバーの離職防止」までを含めたトータルでの費用対効果(LCC:ライフサイクルコスト)で考える企業から、スカニアは高く評価されています。


    スカニアトラックの維持費と総コスト


    燃費・メンテナンス費

    スカニアの最大の武器の一つが「燃費の良さ」です。空力特性を極限まで計算したキャブデザインと、低回転で大トルクを生み出すエンジンの組み合わせにより、同クラスの国産トラックと比較して数%〜十数%の燃費改善が見込めるケースが多くあります。長距離輸送がメインの事業者であれば、年間で数十万円単位の燃料代削減に繋がります。また、メンテナンスにおいても、オイル交換の推奨インターバルが長く設定されているモデルが多く、稼働率を下げることなく運用できる点がメリットです。


    修理・部品コスト

    維持費において注意すべきなのが「修理代と部品代コスト」です。スカニアは輸入車であるため、純正部品の価格は国産メーカーに比べて割高になります。また、特殊な部品が必要になった場合、国内に在庫がないと取り寄せに時間がかかり、ダウンタイム(休車期間)が長引くリスクがあります。しかし、スカニアの部品一つ一つは非常に耐久性が高く作られており、「そもそも壊れにくい」という特徴があります。中古でスカニアを購入する際は、目先の安さだけでなく、「過去の整備記録簿(メンテナンスノート)」がしっかり残っているか、そして購入後の整備を任せられる提携工場や正規ディーラーのネットワークを確保できるかが、総コストを抑える重要な鍵となります。


    リセールバリュー

    スカニアを導入する最大の財務的メリットは、「圧倒的なリセールバリュー(再販価値)の高さ」にあります。国産トラックの場合、走行距離が50万km、100万kmと伸びるにつれて査定額は大きく下落します。しかし、強靭なシャシと耐久性の高いエンジンを持つスカニアは、過酷な条件下でも性能が落ちにくく、世界中で高い需要があります。特に、最上位の「Sシリーズ」や「V8エンジン搭載モデル」は、中古市場に出回る台数が少ないため、年式が古くても、あるいは過走行であっても驚くほどの高値で取引されます。「初期費用は高いが、手放す時も高く売れる」ため、最終的な実質負担額(総所有コスト)は国産トラックと同等、あるいはそれ以上に抑えられるケースが少なくありません。


    スカニアトラックの購入方法と注意点


    ディーラー購入と中古市場

         

    • ディーラー購入(新車): 最大のメリットは、キャブの形状、エンジンの出力、内装の仕様まで、自社の用途に合わせて完全フルオーダーできる点です。ただし、納車までに1年以上かかるケースも珍しくありません。
    •    

    • 中古市場: 最大のメリットは「即納性」です。急な増車や案件の獲得に合わせて、すぐにスカニアを稼働させることができます。また、前オーナーがこだわって追加した高額なカスタムパーツや安全装備がそのまま付いてくるため、新車で作るよりもはるかにコストパフォーマンスが良い車両を見つけることが可能です。


    購入時に確認すべきポイント

    中古でスカニアを購入する際、特にチェックすべき3つのポイントがあります。

         

    1. 整備記録簿(メンテナンスノート)の有無: 輸入トラックは「誰が、どこで、どのように管理していたか」が寿命に直結します。正規ディーラーでの定期点検記録が残っている車両は信頼度が高いと言えます。
    2.    

    3. キャブの高さと運行ルートの適合: スカニアのハイルーフ仕様は非常に背が高いため、古い倉庫のバースや、高さ制限のあるトンネル・高架下を通れない場合があります。自社のメインルートに適合するか、事前の寸法確認が必須です。
    4.    

    5. 近隣の整備ネットワーク: 万が一のトラブル時に備え、自社の車庫の近くにスカニアの修理に対応できる工場やディーラーがあるかを確認しておきましょう。


    失敗しない選び方

    スカニア選びで失敗しないためのコツは、「見栄ではなく、実際の運行用途(走行距離・荷物の種類)に合ったスペックを選ぶこと」です。例えば、近・中距離の地場配送がメインなのに、最高峰のV8エンジンやフラットフロアのSシリーズを選ぶのはオーバースペックであり、投資回収が難しくなります。逆に、長距離の幹線輸送であれば、居住性の高いRシリーズやSシリーズを選ぶことで、ドライバーの疲労軽減や離職防止という「数字以上のリターン」を確実に得られます。自社の課題が「燃費改善」なのか、「ドライバーの採用・定着」なのかを明確にした上で、最適なグレードを見極めることが重要です。


    よくある質問(FAQ)

    スカニアの購入を検討している方からよくいただく質問をまとめました。輸入トラックならではの疑問点を中心に解説します。


    【質問1】スカニアは右ハンドル?左ハンドル?

    【回答】

    日本国内で正規販売されているスカニア車は、すべて「右ハンドル(日本専用仕様)」です。

    日本の左側通行や道路環境、高速道路の料金所(ETC/一般)などに完全対応した仕様で納車されますので、国産トラックから乗り換える際もハンドルの位置で戸惑うことはありません。

    【質問2】スカニアは大型免許で運転できる?

    【回答】

    単車(単体トラック)であれば「大型自動車免許」で運転可能です。

    ただし、スカニアのラインアップで特に人気の高いトレーラー(トラクターヘッド+トレーラー台車)を牽引して走行する場合は、大型自動車免許に加えて「牽引(けんいん)免許」が必要となります。自社で導入する車両形状(単車ダンプ・ミキサー・箱車なのか、トレーラーヘッドなのか)に応じた運転資格をご確認ください。

    【質問3】スカニアの車検費用はどのくらい?

    【回答】

    法定費用を除く車検整備費用(基本工賃・点検料)の目安は、年間約30万〜60万円前後です。(※走行距離や車両状態、交換パーツの有無により変動します)

    国産大型トラックと比較すると、輸入パーツの部品代や専用診断機を用いた整備工賃の分、点検・整備費用が1.1〜1.3倍程度高くなるケースがあります。しかし、スカニアは各部品の耐久性が非常に高く作られているため、予防整備プラン(メンテナンス契約)を活用して計画的な部品交換を行うことで、トータルの維持費を国産車と同等水準に抑えることも十分に可能です。

    【質問4】スカニアが故障したときはどこで修理できる?

    【回答】

    全国のスカニア正規ディーラーおよび認定サービス工場(整備ネットワーク)で点検・修理が可能です。

    また、万が一の故障や路上トラブルに備えて、24時間365日体制の緊急サポートサービス「スカニア・アシスタンス(Scania Assistance)」が用意されています。コールセンターを通じて、全国の提携レッカー会社や緊急出動チームが現場復旧や引き取り対応を行う体制が整えられています。

    【質問5】スカニアの部品はすぐ手に入る?

    【回答】

    定期交換部品や頻繁に使用されるパーツは、国内の中央部品倉庫(パーツセンター)に常時在庫されているため、即日〜数日程度で手に入ります。

    オイルフィルターやブレーキ関連、ベルト類といった消耗品に関しては国産トラックと変わらないスピードで調達が可能です。ただし、本国(スウェーデン/欧州)からの手配が必要となる特殊な外装パーツや特殊電子部品などの場合は、空輸手配等で1〜2週間ほど納期がかかるケースがあります。

    【質問6】新車の納期はどのくらいかかる?

    【回答】

    完全オーダーメイド(フルオーダー)の場合、発注から納車まで約10ヶ月〜1年程度(仕様によっては1年以上)かかります。

    スカニアはキャブサイズ・エンジン馬力・ギア比・インテリア仕様などを顧客の用途に合わせて自由にカスタマイズして生産するため、一定の製作期間が必要です。

    ※「すぐに車両が必要」というニーズ向けに、あらかじめ人気の仕様で先行生産・確保されたパッケージモデル「プライム・レディ(Prime Ready)」など、短納期(数ヶ月程度)で納車可能な新車ラインアップも展開されています。

    【質問7】個人でもスカニアを購入できる?

    【回答】

    個人や個人事業主(一人親方ドライバー)の方でも購入可能です。

    実際に、所有感や高い快適性を求めて個人でスカニアのトラクターヘッドを購入・稼働させているオーナードライバーは多くいらっしゃいます。ただし、購入の際は車両ローンの審査に加え、事業用ナンバー(緑ナンバー)を取得するための「営業所・車庫の確保」や「運行管理体制」など、運送事業上の法的条件をクリアしている必要があります。

    【質問8】国産トラックから乗り換えた際、操作感に違和感はある?

    【回答】

    最初はウインカーレバーの位置(欧州車特有の左側レバー)などに慣れが必要ですが、1〜2日運転すればすぐに馴染みます。

    スカニアの自動変速トランスミッション「オプティクルーズ(Opticruise)」は変速が極めてスムーズで、人間工学に基づいて設計されたシートやスイッチ類の操作性はドライバーから非常に高い評価を得ています。視界の広さや静粛性の高さも相まって、「一度スカニアに乗ると国産車に戻れない」という声も多く聞かれます。

    【質問9】購入前に実車の確認や試乗はできる?

    【回答】

    スカニアジャパンの直営ディーラーや展示イベントなどで、実車の見学や試乗が可能です。

    全国のディーラー拠点にはデモ車や展示車が配置されているほか、定期的に全国各地で開催されるトラックショーやスカニア独自の体験試乗イベントも実施されています。乗り心地やキャビンの広さを直接確かめたい方は、最寄りのスカニア正規販売店へ事前に問い合わせ・予約をするのがおすすめです。



    まとめ


    今回はスカニアトラックの価格相場から維持費・購入時の注意点まで幅広く解説しました。導入や購入を検討される際の重要ポイントを最後に整理します。

    • 新車価格の目安

      標準的な仕様で約2,000万円〜3,500万円前後(国産大型トラックの1.5倍〜2倍近く)が相場となります。オプションやV8エンジン、上位キャブなどのカスタムによって変動します。

    • 中古価格の目安

      年式や走行距離によって価格差が大きく、高年式(3〜5年落ち)で1,200万〜1,800万円前後、低年式(10年前後)で500万〜900万円前後が目安となります。

    • シリーズ別の特徴と選び方のポイント

      都市部や建設現場なら「Pシリーズ」、地場〜中距離ならバランスの「Gシリーズ」、長距離幹線・定番なら「Rシリーズ」、最高の居住性と採用強化を狙うならフラットフロアの最上級「Sシリーズ」と、用途や目的に合わせた選択が不可欠です。

    • 国産トラックとの価格差とトータルコストの考え方

      初期費用は国産車より高額ですが、優れた燃費性能(最新のSUPERパワートレイン等)や高い耐久性による稼働率アップにより、中長期的なトータル運行コスト(TCO)で費用対効果を高めることができます。

    • リセールバリューの高さと長期保有のメリット

      頑丈なフレーム構造と世界的なブランド人気により、走行距離が伸びても中古市場で高値(高いリセールバリュー)が付きやすく、資産価値が落ちにくい点も大きなメリットです。

    • 購入時に確認すべき3つのポイント

      1. 整備記録(メンテナンスノート)の確認: 適切な予防整備がなされてきた車両か

      2. 運行ルート・環境への適合: 自社の車庫スペースや配送先の道路事情にキャブサイズが合っているか

      3. 近隣の整備ネットワーク: 近隣にスカニア対応の整備工場やディーラーがあり、緊急サポート体制が組めるか

    • ドライバー採用・人材確保(定着)への効果

      欧州車ならではの格好良さと高い居住性はドライバーからの人気が高く、採用応募数の増加や離職率低下という大きな副次効果をもたらします。

    スカニアトラックは新車だけでなく、状態の良い中古車を上手に活用することで初期費用を抑えた導入が可能です。

    全国の商用車・トラック専門店が加盟する「トラック市」では、スカニアのトラクターヘッドや大型トラックの中古車・新古車情報を豊富に取り揃えています。スカニアの導入をご検討中の方は、ぜひトラック市の在庫検索ページでご希望に合った一台を探してみてください。

    ▶「トラック市」でスカニア探すなら

    ユソーキ その他 YDT403AC (その他)
    16輪重トレ★巾299・中落ち6m・ダブル引き・床上地上...
    支払総額:ASK
    初年度:平成7年8月
    走行:未入力/関係無し
    東邦 その他 TF36H2C3 (その他)
    3軸★フラットトレーラー・ダブル引き・床上地上高1610...
    支払総額:ASK
    初年度:令和6年3月
    走行:未入力/関係無し
    三菱 スーパーグレート QPG-FV60VZ (6x4)
    25tフックロール★ハイルーフ・ツインホイスト・2デフ・...
    支払総額:ASK
    初年度:平成27年8月
    走行:494,000(km)
    三菱 スーパーグレート QKG-FV50VZ (6x4)
    25tスライドデッキ★46.1立米・ロープフック(サイド...
    支払総額:ASK
    初年度:平成24年10月
    走行:796,000(km)
    トレクス その他 PFB34116改 (その他)
    3軸★トレーラーウイング・シングル引き・エアサス・リフト...
    支払総額:ASK
    初年度:平成26年4月
    走行:未入力/関係無し
    東邦 その他 TF36H2C3改 (その他)
    3軸★トレーラーウイング・シングル引き・融雪仕様・エアサ...
    支払総額:ASK
    初年度:令和3年3月
    走行:未入力/関係無し